ひとつの時代が終わった。そんな気持ちです。
瀬戸内寂聴さんが逝去されました。
私、寂聴さんのファンなんです。
初めての寂聴さんとの出会いは、高校生くらいのとき
家にあった『愛の倫理』を本棚で見つけたんです。
多分、母の本です。文庫本でその当時ですら古本みたいに古びて、黄ばんでました。
10代のころから、女の生き方について興味を持っていた私は
寂聴さんの生き方、考え方に触れ、衝撃を受けました。
女だからできないことは何一つないし、思い切り人を愛し、
やりたいことをやって、命を燃やし尽くす
そんな生き方にあこがれていきました。
見つけた古い文庫本は今も私の手元にあります。宝物であり
今でも折に触れて読み返します。
まったく古臭くなく、女性は同じことで悩み、苦しみ、喜ぶのですね。
写真は3年前にたずねた京都の寂庵のお庭にあった石。
写経の会に参加したのですが、たまたま寂聴さんが部屋にいらっしゃり
説法を聞くことができました。
話していることは「明るく前向きに笑顔で生きる」
そんな当たり前のことなんだけど、とにかく話がうまく、明るく、人を楽しませる
話術をお持ちでした。
私も寂聴さんみたいに話してみよう。
そう思い、明るく軽妙に、でも真面目に、みんなを楽しませるような話し方
レッスンの進め方をすることを心がけています。
やっぱりみんな楽しくなりたい、幸せになるためにヨガに来てるんだもん。
運動不足解消だけでなく、ひと時でも幸せな気分を味わいたい。
体の調子を整えながら、体が元気になれば幸せな未来につながっていく。
ただのヨガ教室でない、幸せづくりをこれからもしていきます。
私の決意を固くしてくれた、寂聴さんありがとうございました。
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