いつもレッスン前に生徒さんに、体調やいまの状況を聞くのですが
ペットロスの生徒さんが。
「実は、去年のクリスマスに犬が死んじゃって…」と。
長いこと飼っていたワンちゃんで、病気したり年をとって介護状態になっていたのは
聞いていました。
話しながら涙をこらえている様子だったので、悲しみの渦中なのだとわかりました。
たまたま、その方のお隣にいた生徒さんも、去年の秋に同じように
ワンちゃんを亡くしていて、二人ともペットロスなのです。
ヨガで心を癒すことはできないかなあと考えて、
悲しみをいやすヨガポーズを組み込みました。
東洋医学では、悲しみの感情は「肺」と関連があります。
肺は呼吸器。
なので、呼吸器を元気にするポーズをして深呼吸しやすい体になってほしかったのです。
悲しいときって、呼吸も浅くなっているから。
呼吸器を元気にするには、「太もものうら」を伸ばします。
不思議ですよね。太もものうらと呼吸器がつながっている。
太もものうらを伸ばすと、姿勢がよくなり胸が開くので呼吸が深くなるのです。
寝転がって、片足をあげて、足裏全体・とくに太ももの裏を伸ばします。
ゆっくりめに10秒キープします。
これで足の裏側が伸びてきます。
次に、もう片方の足を同じように伸ばします。
両足を伸ばし終えたら、しばらく寝っ転がって体の感覚を味わってみて。
ふーっと思わずため息がもれるかもしれません。
息がもれたら、心の中にたまった重しがすこし軽くなっています。
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