食べたいものが何も思い浮かばない

何を食べたいのかわからなくなってきた

最近、食べたいものがない。
「今日の夕飯、何にする?」って夫に聞かれるのが面倒だなってちらりと思っちゃったんです。
いや、私が作るわけじゃないんです。家は料理は私がする頻度が少ないので。
作れって言われるわけじゃなく、純粋に食べたいもの聞かれてるんだけど、
何食べたいかってきかれると、コレ、っていうものが出てこない。

体のために、いままで食事には気を使ってきました。現在進行中。
野菜を多く、食物繊維をたくさんとれるよう、野菜不足の日は青汁飲んで補うの。
タンパク質とるために、納豆とお豆腐で、たまにはお肉も食べないとね、
あ、そうそう、小麦粉はグルテンフリー傾向(完全にはフリーにはできない)にするために
1日3食は小麦粉にならないように気を付けて、
朝ごはんは体を開くためにおかゆにして、おかゆはもちろん玄米入りで
夜ご飯は遅くなると胃がもたれて翌朝に残ってしまうので、早目に食べ終えて、、

……息苦しいですね。
厳格にやってるわけじゃないと自分では思っていましたが、結構やってるなあ。
文字にすると、より息苦しさが際立っちゃいました。

実際、食べ物から体がつくられているわけで、
「食べたものであなたができている」と言う言葉は至極まっとうで事実なわけです。

食べ物に気を使ってない人は肌がなめらかじゃないし、
体重いし、便通もよくないし、太りやすくなったり、いろいろありますよ。
だから、食べ物に気を遣うのは悪いことじゃない、というかやらないといけないこと。

でも、気を使いすぎて何が食べたいのか、
何が好物だったのか、わからなくなってしまったんです。

唯一食べたいと思うのは、トマトだけ。

「体の声」が聞こえなくなったのか?

よく、食べたいものは体が教えてくれる「体の声を聞く」
といってきました。偉そうにすいません。
前は聞こえたような気がしていました。
お肉が食べたい日もあったし、ベジタリアンな気分のときもあった。

だけど、本当は頭で考えていたのかも?
そもそも、私は「食」に執着がないタイプなのかもしれません。

食に執着している人は、周りにも一人はいるでしょう。
今日はアレ食べたい、だからこれを作る、あそこへ食べに行く、
大盛りがいい、などあれこれ言う人。言うだけではなくて実行もして。
料理が好きな人は「食に執着がある」タイプかもしれませんね。私は料理もそんなに好きではないので。。

体の声を聞こうとしてきたけど、ほんとに聞こうとしてたのだろうか?
「聞かなくちゃいけない」「聞くべきである」
の”べき論”で食べていただけだったんじゃないのか?

そんな気がするんです。
だから、トマトを見たときに、「あーこれ食べたいなあ」と思ったので
たくさん買ってきて、トマトをよく食べてます。
トマトを使ったパスタとか、トマトをマーボ豆腐に入れたらおいしいかも、
なんて、レシピまで思いつき、料理したい気分にもなった。

だから、あんまり「声を聞く」といった大げさな思想を持たなくてもいいんだなと。
追い込み過ぎるのが私の悪い癖。

今朝はグラノーラに飽きたので久しぶりにおかゆにしました。
「おかゆは朝の体を開くから」といった理屈ぬきで。おいしかったです。
美味しく食べられればいいんだよね、と当たり前に思いながら。

何食べたいかわからないでレシピ本見てたり、
情報にまどまわされているなと思ったら、いったん惑わされて情報で食べてたらいいですよ。
そのあと、何も食べたくなくなり、目に留まったものがほんとうに食べたいもの。
そういうことです。

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