「アルン」という言葉が降ってきた
屋号、スタジオ名――自分の分身となる、まさに看板です。
音の響き、言いやすさ、文字にしたときの美しさ、
そして深い意味。どれも妥協できません。
10年前、レッスンをスタートさせようとしたそのとき。
一つの言葉が私の心に「降ってきた」のです。
まったく迷いもなく、悩みもせず出てきた。
「もう、これしかない」と確信したことば。
それが「アルン」でした。
「暁」と「始まり」のメッセージ
「アルン」はタイ語で「暁(あかつき)」を意味します。
それは私の名前「暁」そのものであり、
「夜明け」を告げる始まりの言葉。
すべてをリセットし、新しいエネルギーに満ちた、
明るい未来を感じさせてくれる言葉です。
そして、大好きなタイ・バンコクの熱いエネルギーも乗っかって。
バンコクの有名寺院、ワット・アルン(暁の寺)の荘厳な美しさ。
いつまでも見ていられる強くて、美して、かっこよくて
愛嬌たっぷりな姿は、まさに私の理想です。
「アルン」という音の響きも、心が弾むようにかわいらしくて。
この屋号は、私のすべてが詰まった、人生の道標となりました。
みんなに「おはよう!」を告げるのが私の使命(ミッション)
私は、「暁」の名前のとおり「朝」が好きです。
朝の透き通った空気、始まりを感じさせる明るい光。
朝起きたときが1日の中で一番好きな時間です。
実際、夜更かしが苦手で朝のほうが体調がいいし、頭も冴えてます。
名前はその人物を示すのか、名付けられた通りの人間になるのか――
いつのころからか私は、自分の人生のお役目はこれじゃないか、
と思うようになったのです。
それは、「みんなに『おはよう!』を告げて、
1日を気持ちよくスタートさせる」ために
私が存在しているのだ、ということ。
私の周りにいる人たちを元気づけたい。
迷っている人の背中をそっと、あるいは力強く押したい。
朝一番のキラキラした光をまとわせるように、
毎日を楽しく、新鮮な気持ちで過ごせるように
目覚めのきっかけを届けたいのです。
明るい1日を過ごしたいけど、たまにはモヤモヤしたり、
一歩踏み出すのが億劫になったりしますよね。私もそうです。
「アルン」のクラスに来てくれる方には、
私と会って話すことで、朝の光を感じてほしいんです。
「今日も頑張らなきゃ」ではなく、「今日も、何かいいことあるかも!」と、ふわっと肩の力が抜けるような
そんな気持ちのいいスタートを届けたい。
今日もまた、楽しく始めましょう!
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