コロナ騒動、実は心身ともに浸食されていたと気づく
やっとコロナ騒ぎも沈静化しつつあります。
実は、私自身はコロナをそう怖がってはいなかったんです。
もちろん、できうる限りの予防には努めていました。手をよく洗う、消毒はまめに、うがい、よく寝る、
人ごみにはあまり出かけない…など。
実際、感染もしませんでした。
持病があるとか、高齢だとか、院内感染とか夜の街という条件にあてはまっていませんし。
でも、ちょっとずつちょっとずつ蝕まれていました。
まず、軽いところでマスクですね。冬~春にかけては風邪予防と花粉症対策でつけてはいたのですが、
自発的な行動。
それが、今回は強制ですよね。今やマスクはもはやポーズになりつつあるというのに。
マスクしないと入れない場所、結構あります。
次に、外出自粛。もともと外出やショッピングや外食をよくしてるというわけでなくとも、
自粛ってなんだろう?
世間にひろまってゆく、不穏な空気。一気に、それこそあっというまにそれは広がってゆきました。
気にしていないつもりでも、情報が入ってきて(自分から取りに行っている部分もあった)
毎日、妙な緊張感の中にいました。
そして、まったくレッスンができなくなった。これが一番ダメージが大きかった。
この6年で初めての事態。
いつまでこれが続くんだろう。またみんな来てくれるのだろうか。
こんなの長く続くはずがない、と思いながらも不安がいつも頭の中にありました。
あなたはどうでしたか?
仕事に行けなくなった、収入が減った。
感染リスクが怖い、病気の家族がいるから心配。
こどもがずっと家にいて生活がガラリと変わった。
何もなかった人はいないでしょう。
今週からレッスンを再開して、みんなに体の様子をきくと、
運動不足だったとか、テレワークでパソコン時間が増えて眼精疲労がひどい、腰痛になった、
いろんな声を聴きました。
腰痛も実はストレスからきてるんです。
座り方とか姿勢が原因だと思いがちですが、一番大きいのはストレス。
みんな、多かれ少なかれ、コロナにむしばまれていたわけです。感染はしていなくても。
不安感があると、おなかは固くなる
不安やストレスにさらされると、体はどう変化すると思いますか?
肩こり、頭痛、もちろんそれもあります。
だけど、実はおなかが固くなってくるのです。
おなかは、その時の心理状態を映し出します。
リラックスしてゆるんでいるときは、おなかもやわらかい。
反対に、心配やストレスがあれば固くなります。
特に心配性のわたしは、毎日のようにおなかマッサージをしていました。
とくに、おへその下あたりが張っている感じで、押すと痛いんです。
ガスがたまっているのと、ストレスで内臓が固くなっていました。
おなかは、ただ食べ物を消化吸収するだけの場所ではなく、
感情や経験、記憶も消化吸収する場所。
こんな非常事態がおきたら、当然、体はびっくりして繊細な反応をします。
レッスンで、みんなにおなかを押してもらいました。
かたい! 痛い!
特に、小腸付近かな、おへその下とかも硬すぎる人が多かった。
おなかは、もんでいると、ほんとに柔らかくなっていくし、ほわーっとあったかいゆるみが感じられて、
リラックスします。
腰の痛みも便秘も、頭痛も眼精疲労もほわっと気にならなくなってきます。
おなかのもみかたはとても簡単です。
ぜひ覚えてください!
おなかのもみ方は、呼吸に合わせて押すだけ
さて、どうやっておなかをもむか?
すぐにできます。
まず、あおむけに寝ます。膝を立てるほうがもみやすいです。
息をすって、吐いたときに合わせて、両手の指を重ね固いところ押してゆきます。
両手の重ね方はこうです。
おへそを中心にして、右の腰骨のところからおへそに向かって押し上げていきます。
1周ゆっくりマッサージすると、はあーとため息が出るくらいリラックスできます。
こういうこまめなメンテナンスができるようになると、疲れがたまりまくってマッサージに駆け込む、
なんてことがなくなります。
毎日、ちょっとずつケアしていく。
こうやってコロナ騒ぎにあいだにむしばまれた心と体をケアしていきましょう。
自分でできるんですよ。
自分でできる方法を覚えてしまえば、それは一生使える武器なんです。
この記事へのコメントはありません。