睡眠に勝る「健康法」「免疫力アップ法」なし

コロナウイルス騒動で分かった”健康を守るのは自己責任“

コロナウイルスで不安な日々。具体的な何か、というより漠然とした不安感があります。
この事態、年明けには予測できたでしょうか。
私は、いまになってようやく、当たり前の日常が送れること、仕事ができること、
ヨガのレッスンに生徒さんたちが来てくれていることすべてが、ありがたいことだって改めて思っています。

「感謝」「幸せ」は日常にある。これが真実だと気付かされています。

この状況に対面して、ひとつはっきりと言えることがあります。

 

健康が一番大事。

いまさらですが、これしかない。

最後は、男でも女でも年齢も立場も国籍も関係なく、からだ一つになるんです。
体ひとつしか残らないんです。

 

自分のからだを守れるには、自分だけ。
わたしは自己責任という言葉は好きじゃありません。普段使うこともありません。
むしろ嫌いな言葉です。
だけど、本当にこう思った。

「健康を守るのは自己責任」
政府が、とか会社が、役所がーとか「他人に責任」をとってもらえるわけがない。

だから、さっさと寝よう。

健康維持方法、病気の予防対策はいろいろありますが、「睡眠」以上のものはありません。
食事とか運動、お酒を飲みすぎないとかありますが、
睡眠不足でぼーっとしていたら、運動する気にならなし、料理をする気分にもならないでしょう。
睡眠さえとれていれば、気力も体力も自然に出てきますよね。

そうはいっても、寝れない、眠りが浅い、どうしよう!というあなた。

普段の生活スタイル、どうなっていますか?
デスクワークで座っている時間が長い、頭を使う仕事、パソコンに向かっている時間が長いなどじゃないでしょうか。
とくに、家にいる時間が長くなったり、仕事でも外出ができないので、歩く時間が減ったりしています。

体が疲れていないのです。
ストレスとか気になることがあるから目がさえる、のも確かにあります。
でも、体の疲れにはかなわない。

安眠したいときは、羊を数える、音楽を聴く、お酒を飲むより、
ちょっと体を動かすほうが近道です。
コロナ騒ぎ以降、自分のヨガに費やす時間を以前より意識的にとるようにしています。

ヨガで睡眠を改善できるのはナゼ?

ヨガで「頭モード」から「体モード」へシフト

四六時中、パソコンやスマホを見ているわたしたち。
ごたぶんにもれず私もそうで、夫に注意されることもしばしばです。
特に、コロナパニックの今は、不安がつねに忍び寄ってくるわけです。
考えないようにしようとしても、テレビやネット、誰かの会話から情報が入ってきてしまう。
もしかしたら、好き好んでパニックに陥っていないだろうか?

それくらい、人間てほっといたらネガティブに行っちゃうんだと。
不安がるのが本質で、だから、運動したりアートや音楽が必要なんじゃないかと思うんです。

頭ばっかり使っていると、ぐるぐると妙な方向へといくものです。
私が特にそのタイプ。ほっとくと、どこまで最悪の事態を考えてるの?

というところまで行ってしまうので、
きっと本能的に、快適に生きるすべとして体を動かすことを始めたのでしょう。

体を動かしているとき、頭が空っぽになります。
考えが止まって、体の感覚だけになります。この状況がすんごい気持ちいい。
これが「頭モード」から「体モード」にシフト。
でも、シフト自体はナチュラルにはできません。私たち一般人には。できるのは、もう尽きぬけた僧侶とかぐらいかも。
とくにいまのような生活スタイル、状況であれば、ほんとーに難しい、というか無理!
ナチュラルにできるとしたら、それは眠りに落ちる瞬間だけでしょうね。

スムーズに眠りに入るために、体モードオンスイッチを入れるのが、ヨガです。

ヨガで頭に上った血を落とし、体の血流を増やす

ヨガしてきて、一番いいのは、心もからだも「ふわり」とした感覚になること。
がちがちに固まった骨や筋肉がほどけて、いつのまにか、気持ちがやわらかくなること。

理由は、頭にのぼった血・熱・気を体におろしてくれるからです。
ストレスがあったり仕事ばっかりしてる、ましてやいまみたいな
つねに無意識に緊張状態が続いていると、頭に血が上っています。

足を動かしたり、腕を動かしていると血流がよくなって熱くなってきますが、
頭に上った血を体におろしているんですね。
いわゆる「頭寒足熱」の状態を作り出す。
ヒートアップした頭をさましていると、力が抜けてゆるみます。
からだがゆるむと、あくびが出る。
ごく自然に、眠りへといざなってくれるんです。

寝る前にこれだけ! 安眠ヨガポーズ2つ

寝る前にヨガをするというと、仰々しくなって、大ごとになってしまうので、
ごくごく簡単なポーズをご紹介します。
ヨガ、というほどでないかも!?

足の裏側を伸ばして疲れをとるヨガポーズ

足の裏側は、日常生活では実はあまり使われていません。

そして、動かない生活ではむくみやすく滞りがちです。
さらには、太ももの裏側は東洋医学では「呼吸器」とつながりがある。
猫背で姿勢が悪くなっているときは呼吸も浅くなっていますが、太ももの裏を伸ばすと、
胸が張って息が吸いやすくなります。

呼吸が深くなると精神的に安心感が出てきて、気持ちが安定します。

足の裏側をのばしていくと、疲れがとれていくし、足へ血液が回りだすので、
いい感じで眠気がやってきてくれるでしょう。

やり方はこちら!

 

(1)床に足を伸ばして座ります。つま先を触ります。
つま先を触るのがきついときは、足首でもふくらはぎでもかまいません。

(2)ひざの裏を曲げないように伸ばしたまま体を前に倒します。30秒くらいキープ。

でもまあ、時間は好きなだけでOKです。
膝の裏を伸ばすのがみそ。これで、足の裏側が思いっきりストレッチされます。

肩甲骨ががくっとゆるむ! 肘後ろずらしストレッチ

 

心配してたり、肩が凝り固まっていると、肩甲骨が恐ろしいほど張り付いて固まっています。
レッスンのとき、そういう方が多いって感じています。まあ、わたしもですがね。
こういうタイプは、不安感を感じやすいし、天気が悪くなるときに頭が痛くなりやすい。
そして、頭ギンギンで夜寝れない。
肩甲骨を思いきりはがす体操がこちらです。

(1)ひじを曲げて、肩と同じ高さにそろえます。

(2)そのまま肩甲骨を寄せるように、後ろに肘をスライド。これを10回繰り返す。

結構きついでしょ? でも、こりほぐし効果がほんとにすごい。
汗をかくこともあるくらいからだが温まってきます。
肩甲骨がほぐれると、ふわりと体がゆるんで眠くなるんです。
いい感じで眠気がきたらお布団に入れるように、歯磨きを済ませた後がいいと思う!

よく眠れた翌朝の心身の違いを感じてみて

睡眠たっぷりとれたなーという翌朝。起きあがりやすいし、体も軽いですよね。
お肌の調子もいいし。
体が整って回復された感覚があるはず。寝るしかないんです。いまはとにかく。
寝て心身の疲れを回復しましょう!
それが、自分を守るいちばんの、誰でもできる、方法です。

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